成田国際空港(NAA)は、首都圏の航空需要に対応するため、新たな滑走路の整備など、空港の発着容量の拡大、利便性の高い空港を目指した機能強化の検討を進めています。これにあわせ、NAAは環境影響評価法の規定に基づき、「成田空港の更なる機能強化計画段階環境配慮書」を2016年6月9日(木)付けで、国土交通大臣、千葉県知事、成田市長、芝山町長、多古町長、横芝光町長、山武市長、茨城県知事、河内町長、稲敷市長宛てに送付しました。
この計画段階環境配慮書は、事業の位置・規模など計画の立案段階で、複数案を提示し、環境保全について適正な配慮をする事項を検討し、その結果をまとめたものです。この配慮書は2016年6月13日(月)から7月15日(金)まで各地で縦覧、公表されており、意見の提出も可能です。
滑走路の新設案は、セミオープンパラレルで、B滑走路の北、圏央道整備予定地側に2,700メートルを新設、またはB滑走路の東側に3,500メートルを新設する2案が計画段階環境配慮書での検討対象となっています。環境の影響の予測は騒音、水質、動植物、生態系、廃棄物、温室効果ガス、文化財、飛行コースなどで検討しています。
FlyTeamニュースより